【2025年版】子供におすすめのプログラミング教室・スクールの選び方

2020年に小学校でプログラミングが必修化されてから、教室の数もどんどん増えていますよね。だからこそ、どう選べばいいか迷うのは当然です。
一緒に、お子さんに合う教室を探していきましょう。
📝 この記事で分かること
- プログラミング教室の種類と特徴
- 月謝・入会金・教材費の相場【2025年最新】
- 失敗しない教室選び7つのポイント
- 自己肯定感を育てる教室の見分け方
【2025年】プログラミング教室が注目される3つの理由

①プログラミングで育つ「非認知能力」
実は、プログラミングで身につくのは技術だけじゃないんです。横浜国立大学とDeNAの共同研究では、プログラミング学習を通じて以下のような力が育つことが報告されています。
- 失敗を活かす力:うまくいかなくても、試行錯誤を続けられる
- 工夫する力:自分でやり方を考え、改善できる
- 深く考える力:「なぜそうなるか」を意識できる
特に低学年では「失敗を恐れない心」が、高学年では「意味を理解しようとする姿勢」が伸びることがわかっています。
参考:小学校プログラミング教育における非認知能力の変容(出典:日本教育工学会 2024年/横浜国立大学・DeNA共同研究)
②生成AI時代に必要な「使いこなす力」
ChatGPTが話題ですよね。これからは「AIに使われる」のではなく「AIを使いこなす」側になれるかが大事になってきます。プログラミングで培う論理的思考は、AIへの指示を組み立てる際にも役立ちますよ。
③大学入試「情報I」の導入で変わる教育
2025年1月、大学入学共通テストに「情報I」が導入されました。国立大学を目指す受験生は、原則として全員が「情報」を受験することになります。
「まあ、将来役に立つかな」くらいだったプログラミングが、いまや大学入試に出る科目に。小学生のうちから触れておくと、後がだいぶ楽になりますよ。
参考:2025年度から「情報Ⅰ」が大学入試科目に!(出典:㈱東京個別指導学院)
プログラミング教室・スクールの種類【4タイプ】

プログラミング教室といっても、実は4つのタイプがあるんです。お子さんが「何に夢中になるタイプか」で選ぶと、ハマりやすいですよ。
①ビジュアルプログラミング教室(Scratch等)
画像出典:Scratch公式サイト
ブロックを組み合わせてプログラミングする方式。コードを書かなくていいので、パソコンに慣れていない子でも「なんとなく」で始められます。
👶対象年齢:年長〜小学校高学年
📚代表教材:Scratch、Viscuit
⭐こんな子に:初めてプログラミングに触れる子、基礎からしっかり学びたい子
🏫代表教室:QUREO、Tech Kids School
②ロボットプログラミング教室(レゴ等)
画像出典:レゴ公式サイト
ロボットを組み立て、動かすプログラムを作成。ブロックを組み立てるのが好きな子に人気ですよ。
👶対象年齢:年中〜
📚代表教材:レゴ、アーテック
⭐こんな子に:ブロック・工作・機械が好きな子
🏫代表教室:ヒューマンアカデミー、LITALICOワンダー
③ゲーム制作教室(マイクラ等)
画像出典:Minecraft公式サイト
マインクラフトやRobloxの世界でプログラミングを学ぶ。ゲーム好きなら、飽きずに続けやすいですね。
👶対象年齢:小1〜
📚代表教材:マインクラフト、Roblox
⭐こんな子に:ゲーム大好き、遊び感覚で始めたい子
🏫代表教室:デジタネ、QUREO
④テキストプログラミング教室(Python等)
画像出典:Python公式サイト
実際のコードを書く本格派。将来エンジニアを目指す子供や、ビジュアルプログラミングを卒業した子供向けです。
👶対象年齢:小3〜
📚代表言語:Python、Swift、C#(Unity)
⭐こんな子に:本格的にスキルを身につけたい子、こだわりが強い子
🏫代表教室:Tech Kids School、LITALICOワンダー
プログラミングスクールの料金相場|無料体験できる教室
月謝の相場(3,980円〜29,700円)
プログラミング教室の月謝は、教室タイプによって大きく異なります。
※料金はキャンペーン・地域により変動します。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
※上記の教室はすべて無料体験を実施しています
入会金・教材費の相場
- 入会金:0円〜16,500円(キャンペーンで無料の場合も)
- 教材費:0円〜3万円(ロボット教室は初期費用が高め)
オンラインスクール vs 通学の料金比較
- オンライン型(デジタネ等):月額4,000円〜。送迎不要で始めやすい
- 通学型バランス(QUREO等):月額1万円前後。検定・入試対応あり
- 本格派(Tech Kids、LITALICO等):月額2万円以上。個別対応・成果発表あり
失敗しない教室選び7つのポイント

① 子供の興味に合った教材か
ゲームが好きならゲーム制作系、工作が好きならロボット系。迷ったら、まず体験に行って反応を見るのが一番です。
② 通いやすい場所・時間か
送迎が大変だと、正直しんどくなりますよね。自宅から無理なく通える場所、または送迎不要のオンラインを検討してみてください。
③ 少人数制か大人数か
少人数制(3〜6人)は質問しやすく、個別対応が手厚い傾向があります。大人数は友達ができやすいメリットも。
④ 体験授業の雰囲気
必ず体験授業に参加して、子供の表情をチェック。「目が輝いているか」「もっとやりたいと言っているか」が判断基準です。
⑤ 講師の質・対応
良い講師は、答えを教えるんじゃなくて「どうすればいいと思う?」と考えさせてくれます。体験授業で、講師の声かけをよく見てみてください。
⑥ 振替制度・休会制度
急な体調不良や学校行事で休む場合に備えて、振替制度があるか確認。休会制度があると長期休みも安心ですよ。
⑦ 続けやすい料金か
プログラミングは続けてナンボ。無理のない月謝で、1年は続けられそうな教室を選んでみてください。
自己肯定感を育てる教室の選び方

教室選びの記事って、だいたい「料金」「立地」「カリキュラム」の比較ですよね。
でも「できたよ!」が一番大事にしているのは、子供の自己肯定感が育つかどうかなんです。
なぜプログラミングで自己肯定感が育つのか【教育理論】
【構築主義(Constructionism)とは?】
MITのシーモア・パパート博士が提唱した理論です。「子供は知識を一方的に教わる(Instruction)よりも、自分の手で意味のあるものを作り上げる(Construction)時にこそ、最も深く学ぶ」と定義しました。
プログラミングは「作る→動く→直す→また動く」のサイクルで、この理論を体現しています。
参考:シーモア・パパート – Wikipedia / 書籍『マインドストーム』
【成長マインドセット(Growth Mindset)とは?】
スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授が提唱した理論です。「能力は生まれつき固定ではなく、努力によって伸ばせる」という考え方を「成長マインドセット」と呼びます。プログラミングでは「エラー = 失敗」ではなく「修正すべき箇所の発見」。この繰り返しが、挑戦を楽しむ心を育てます。
参考:キャロル・ドゥエック – Wikipedia / 書籍『マインドセット「やればできる!」の研究』
「正解」より「過程」を褒める教室
良い教室は、結果だけでなく「どう考えたか」「どう工夫したか」という過程を褒めてくれます。
体験授業で講師の声かけを観察してみてください:
- ❌ 「違うよ、こうやって」(正解を教える)
- ✅ 「面白い考え方だね!どうしてそうしようと思ったの?」(過程を聞く)
子供のペースを尊重する教室
「他の子はもうここまで進んでいるのに…」こんな比較は、子供の自己肯定感を下げてしまいます。
良い教室は、一人ひとりの進度に合わせたカリキュラムを用意しています。
小さな「できたよ!」を大切にする教室
「ゲームが完成した!」という大きな達成だけでなく、
- キャラクターが動いた!
- 色が変わった!
- 音が鳴った!
こんな小さな「できたよ!」を一緒に喜んでくれる教室が理想です。
プログラミング教室は意味ない?辞める理由と対策

よくある退会理由3つ
1. モチベーションの低下(飽きた・難しすぎる)
「ゲームができると思ったのに、ひたすらコードを書かされてつまらない」というケース。子供の興味タイプを見極め、最初はビジュアル言語で「動く楽しさ」を味わわせてあげてください。
2. コストパフォーマンスへの疑問
「高い月謝を払っているのに、成果が見えない」という不満。成果発表会や検定試験のあるスクールを選ぶと、成長を可視化できますよ。
3. 講師との相性
講師が一方的に教えるだけ、または放置される。体験授業で「講師が子供の話を聞いているか」をチェックしてみてください。
「独学で十分」は本当か?
たしかに、器用な子は独学でもできます。でも多くの子にとって、「分からないときに聞ける人がいる」「一緒にやる仲間がいる」って、思った以上に大きいんですよね。
続けるための親のサポート
- 「教えて!」のスタンス:親が生徒になり、子供に先生役をやらせる
- プロセスを褒める:「よくそのエラーの原因を見つけたね」と具体的に
- 比較しない:他の子や兄弟ではなく、昨日のその子自身と比較
よくある質問(FAQ)
Q: 何歳から始められる?
A: 年中(4〜5歳)から始められる教室もあります。ただし、文字が読めるようになる小1〜小2が始めやすい時期ですね。
Q: パソコンは買う必要がある?
A: 通学型は教室のパソコンを使うため不要です。オンライン型は自宅にパソコン(またはタブレット)が必要になります。
Q: 途中で辞めても大丈夫?
A: もちろん大丈夫です。ただし、最低3ヶ月は続けてみることをおすすめします。最初は慣れるまで時間がかかりますからね。
Q: 効果が出るまでどのくらい?
A: 個人差がありますが、3〜6ヶ月で「自分で考えてプログラムを組む」感覚が身につき始めますよ。
Q: 大学入試「情報I」に役立つ?
A: QUREOなど、共通テストを意識したカリキュラムを持つ教室もあります。小学生のうちから基礎を身につけておくと有利ですね。
まとめ
結局のところ、一番大事なのは子供が楽しそうかどうか。これに尽きます。
教室選びのステップ:
- 子供のタイプ(ゲーム好き?工作好き?)を把握
- 通学スタイル(通学 or オンライン)と予算を決定
- 2社以上の体験授業に参加
- 子供の表情と講師の声かけをチェック
- 継続できそうな教室を選ぶ
迷ったら、まず無料体験に行ってみてください。お子さんがパソコンの前で目を輝かせる瞬間、ぜひ見届けてあげてくださいね。


